【本・漫画】父が娘に語る経済のはなし

最近、話題になってた(近所のオークワにも置いてたくらいだから、話題になってるんだろう~と判断)、

『父が娘に語る経済のはなし』byヤニス・バルファキン著 関 美和(翻訳)

をちょっと前に読み終わりました。

正式な名称が

『父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。』

って、タイトルにもありますが、大学時代に読んだ『入門マクロ経済学』みたいなガチガチのヤツではなく、ストーリー仕立てで読みやすかったです。

経済の起こりから、市場がある経済と、市場経済の違い、経済破綻した国家に対しての救済、経済学を経済学者にだけまかすことの功罪等々、かなり幅広いことに話が及んでいます。

作者の『ヤニス・バルファキン』氏は、アメリカのサブプライムローンをはじめとした、金融危機を予測していたり、ギリシャのデフォルトをすべきだと主張したりと、結構面白い論を展開する人です。なので、そういった、彼の考え方の一端をのぞけるのも面白みの一つかもしれません。

遅読家の僕なので、途中、話がよくわからなくなってしまったところもありますが、最後まで読めたのは、やっぱり面白かったからだと思います。

【以下 気になった文章の書き出し】
*自分なりにまとめたりしています。誤字はすみません。今となっては、なんで、この言葉をチョイスしたのか、わからないところもあります。

p29
農耕が発達しなかった社会では、文字はうまれなかった 音楽や絵はあった

p33
経済について語るとは、余剰によって社会に生まれる、債務と通貨と信用と国家の複雑な関係について語ることだ。

p43
人間は、自分が何かをもっていると、それを当然の権利だと思ってしまう。何も持たない人を見ると、同情して怒りを感じるけど、自分たちの豊かさが、彼らから何かを奪った結果かもしれないとは思わない

それでも、君には格差が当たり前だとは思って欲しくない

p49
経験価値と交換価値は対極にある。すべてのものに、値段がつくと思われてて、交換価値ではかれるとおもわれてる。

献血が有償のところは、無償の国に比べて、集まりにくい。

p50
献血は人助け。値段がつくと商売になってしまう

p57
市場のある社会と市場社会の違い
市場社会は、すべてを市場価値で測ってしまう

p62
イギリスの囲い込みという残酷な改革

p70
産業革命によるグローバル化は偉大や矛盾をうみだした。思いもよらないほどの富と言葉にできないほどの苦痛が共存する世界を

p70
世間はカネでまわってる。でも、最近のこと。むかしは、お金自体が目的とはなっていなかった。

p89
現代の経済は生き物の生態と同じで、循環しなければ崩壊してしまう。

p97
未来から引っ張ってきで借りてきた莫大な価値が実現できないとわかったとき、経済は破綻する。

p101
銀行、中央銀行は、どこからおカネを持ってくるのか?どからともなく、パッと
出す。

p109
返済不可能な借金に永遠にとらわれていたら、企業も個人も国家も復活できない。

破綻しつつある経済を再生できるのは、政治の力しかない

p116
国債は、最も流動性の高い資産。金融システムの潤滑油

p124
全員が協力しなければ目標を達成できないのであれば、成功するには個人の協力だけでなく、個々人がみんなも協力するだろうと信じていることが必要になる。

p129
労働市場は、労働力の交換価値だけで動くものではない。経済の先行きのに対する楽観、悲観に左右される。だから一律に賃金を下げても雇用は増えないし、逆に失業が増える可能性がある。

p145
機械化が進んで、格差や貧困や不安がなくなっていくだろうか。ますますストレスの大きなものになっている。人間はむしろ機会を維持するために必死に働いているようにみえる

p169
機械を共同所有することで、機械が生み出す富を人に分配した方が良い。なぜできないか。機械や土地銀行を所有している一握りの人が反対するから

p174
捕虜生活での紅茶とコーヒーの取引。
やがて、交換価値がわかって、サヤがとれなくなり、均衡に近づいた。

p185
終わりが来るとみんな知っていれば、貨幣経済は続かない。

p186
信頼が通貨を通貨たらしめる

p219
地球の資源と生態系の管理も民主化しなけばいけない。

p222
民衆主義は、投票権が1人一つ。
市場では富の多寡によって、お金持ちの市場での重みを持つ(株主の例)

p229
満足したブタより不満な人間がいい。満足なばかりより不満なソクラテスのほうがいい。もし、ぶたなりばかなりがそう思わないとしたら、それは彼らには自分のことしか見えていないからだ。

p230
本物の幸せには、無知と反対の何かが必要になる

p231
自分の望みを一度に叶えてくれない世界と衝突することで、人格ができ、自分の中で葛藤を重ねることで、考える力ができる。我々は制約を嫌うけれど、制約は自分の動機を自問させてくれ、それによって我々を解放してくれる。

満足と不満がなければ、本物の幸福はない。満足によって奴隷になるよりも、我々には不満による自由が必要。

p235
経済を学者に任せるのは、中世の人が自分の運命を神学者や教会の異端審問官に任せてるのと同じ。最悪のやり方。

p237
経済予測が間違ってもそもそも最初から間違っている迷信のようなま間違いをせつめいする
予見が外れる理由も迷信で考えるのと同じ。

p240
遠くから、俯瞰して見る視点を持っている限り現実と関わりを持ち続けられる。

p244
誰もが経済についてしっかりと意見を言えることが真の民主主義の前提であり、専門家に経済を委ねることは、自分にとって大切な判断をすべて他人に任せてしまうこと

コメント

PAGE TOP
タイトルとURLをコピーしました